教育理念
はじめに
「勉強が嫌い」
これは当塾に入る際の生徒との面談で最も多く聞く言葉です。 私自身学生時代は勉強が嫌いで、家庭学習をすることはほとんどありませんでした。
『なぜ勉強を嫌いになってしまうのか?』
それは『なぜ?』に答えてくれる人がいなかったからだと思います。 『なぜ?』に答えてくれる、気づいてくれる人がいなければ、それは『わからない』に変わってしまいます。 『わからない』はいずれ『何がわかっていないかすらわからない』という状態になってしまいます。
どんなに頭のいい生徒でも所々に『なぜ?』を抱えています。ただその子達は、 その『なぜ?』を【暗記】という努力でカバーしているのです。
この本来なら必要のない【暗記】は、ただでさえ覚えることの多い現在の教育では、 生徒にかなりのストレスを与えます。
わからないことを『やれ』と言われるのはとても苦痛なことです。 こんな状態で勉強を好きになれという方が難しいと思います。
生徒によって得意なこと、苦手なこと、集中力、性格などは様々です。ルートではまず、みんな同じ指導ではなく、それぞれに合ったやり方を見つけます。
そしてそれぞれに『何がわかっていないか』を教えます。そして『なぜ?』と思ったところまで掘り下げて本当の理解をさせます。
また、ルートでは無駄に多い宿題は出しません。課題を強制すれば成績は伸びるでしょう。ただそれは必要のない【暗記】を増やすだけです。
症状によって処方する薬が違うように、生徒に出す宿題はそれぞれに合った「効果のある」「的確な量」の課題を出すことで、ストレスなく正しい成績の伸び方をさせるようにしています。
ルートの塾生は、塾に来ているのに、何故か楽しそうにしている生徒が多いです。 ある卒業生が、高校受験の前日に「明日の試験が楽しみです!」と言っていました。 その子は次の日のテストで、今までで一番高い点数を取り、無事合格しました。 その卒業生もまた、「勉強が嫌い」と言っていた内の一人です。
私たちはこのように勉強を楽しめる生徒を一人でも増やしていきたい。 そんな思いで日々の指導を頑張っています。 |
進学塾Root 塾長 伊藤 圭孝 |